ピアノ雑記帳♭

大人からピアノを始めた初心者のピアノブログです

ピアノとギターの違い、ピアノ勢はもっとペダルに感謝すべき!

おはようございます。びこです。

 

 

この記事では演奏技術面から、ピアノとギターの違いを書きたいと思います 

 

私は楽器経験として、大学生のときに2年ほどギターをやって

社会人になってから初めたピアノがもうすぐ4年になるというのが私の楽器歴になります

 

 

ピアノの強みとギターの弱み

 

ピアノを始めてから、ピアノをやってる人と交流したりなんだり色々してますが

どうにもペダル・・・とりわけダンパーペダルのありがたみがわかってない人が多い気がするんですよね!

 

ダンパーペダルは踏んでいる間は音が保持されるというシンプルな働きですが

ギターやってる時は、喉から手が出るどころか、目と耳からも手が出るほど欲しい機能でした

 

というのも、ギターにおけるソロ曲を弾くときの演奏の上手さって、伸ばすべき音を伸ばせるかで大方決まっちゃうくらい、音を保持するのが必要な能力になるんですよね

ピアノ的に言うと、スラーで弾くという事が、ただの音楽指示じゃなくて

ギターに置いては非常に技術的難易度が求められる要素なんですよ

 

 

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ギターの楽譜

 

例えばギターの場合、↑のような楽譜があったとき

下に書いてある番号が運指で、その順番にギターの弦を押して行くんですが

もしこの音を保持したいとなると、その指を離さないというのが必須になります

 

指を離すとその瞬間音が切れますからね/(^o^)\

 

あとピアノだとありえない 0 の運指がふってあると思うんですが

これは開放弦の考えで、ギターの弦を押さずに鳴らすという方法になります

ギターは弦を押す事で音の高さを調整しますが、押さなくても音は出るんで、その状態ですね

 

これはこれでまたやっかいで、開放弦で音を出すと

今度は弦を直接触って止めない限りは鳴り続けるので

手でミュートかけるまでは音が鳴り続けます

 

 

 

ギターはスラーや音の保持がめっちゃ大変

 

というわけで、スラーや音の保持関係のあらゆるところで

ピアノだと悩まなくていいところでギターはめっちゃ悩まされます

 

例として、 次の動画は、私がクラシックギターで演奏したMelodies of Lifeなんですが

演奏上の難所は全てスラー・音の保持に関する部分でした

 

 

 

ギターは指を離すと音が切れるという事を意識しながら聞いてもらうとわかるかと思うんですが

この演奏、指をぷるぷるさせながら、スラーと音の保持に全力をそそいでるんですよ

 

 

スラーや音の保持を無視すりゃ難易度が半分以下になるんじゃないかってくらいの暴れっぷりです

音を保持するためには、一つの指で弦を押したまま次の弦を他の指で押さないといけないので

 

指でツイスターやってんのかってくらいてんやわんやします

 

 

ピアノでのスラーや音の保持は涙出るくらい楽

 

さて一方ピアノでMelodies of Lifeをやると、サビの部分だけですがこんな感じです

 

ダンパーペダル有り

 

  

スラーや音の保持の雨嵐ですが、ピアノでここを弾く上でスラーの練習なんぞ別にしてませんし

ペダルをがちゃがちゃ踏んでるだけです

このケースだとペダルなんて踏むの無意識もいいとこですしね!

 

ちなみにこの演奏からダンパーペダルを一切とりあげると次のようになります

 

ダンパーペダル無し 

 

 

うーん。しょぼい/(^o^)\

 

 

パルプンテ状態もいいところですが

まぁ大げさにいうとギターでスラー意識しないとこんな現象が起きると思ってください

 

この部分をペダルなしでもスラーになるような練習してないってのももちろんあるんですが

そもそもペダルなしでスラーに弾けるような運指じゃないんですよね

 

こんだけペラッペラぃ演奏が、ペダル一つ踏むだけで劇的に変わるんで

ピアノしかやったことない人は、もっと・ペダル・マジ・リスペクトが必要だと思います。えぇ

 

 

 

伴奏の手軽さはギターの方に軍配

 

さて、一方で伴奏の手軽さに関してはギターの方が楽だなーと思います

ギターは左手で弦を押さえて音の高さを決めて

右手で弦を鳴らして音を発生させるので

 

左手側のコードの形さえ覚えれば

右手側はジャカジャカ鳴らすなり、アルペジオで弾くなり

伴奏のパターンをいくらでも変えられるんですよね

 

右手の動かし方は全く同じで、左手のコードの押さえ方を変えるだけで

伴奏が成立するんで、伴奏の手軽さは圧倒的にギターかなと思います

 

あとは、ジャカジャカ鳴らす、掻き鳴らす系の音の出し方がピアノでは難しいのもあるので

その辺も含め、伴奏に関してはギターの方が強い気がします

 

  

 

ギターにもピアノにも無い要素

 

ギターとピアノともに、1音をコントロールする事に関しては弱めな気がします

どちらの楽器もは一度鳴らした音を徐々に強くしたり弱くしたりという事は出来ないので

どうしても単音での演奏がしょぼったくなっちゃうんですよね

 

ギターはビブラートという、弦を押さえている指を震わせて、音に表情を付ける技術はあるので、ピアノよりは単音の味付けができるんですが

 

やはり吹奏楽器やヴァイオリンといった、単音に命を吹き込む系の楽器と比較するとその辺は圧倒的に力不足な感じはします

 

とはいえ、ギターもピアノも、その楽器単体でベース・伴奏・メロディをこなせるので

一人で曲が完成するという手軽さはあるんですけどね!

 

個人的には、電子ピアノのペダルを1つ増やして

音の強弱を調整できるペダルを追加してほしいです笑

 

小刻みに動かせばビブラートも出来るみたいなペダルがあったらピアノ最強になるのに。。。!

 

 

 

まとめ

 

まぁ色々書きましたが

そもそもギターとピアノじゃ音色も趣向も違うし比べるものでもないのかもしれません笑

 

でも、両方やった人間としてつらつら書き並べてみました

 

楽器って一つしかやらない人が大多数だと思いますが

いくつかやってみると、他の楽器に無い特色とか、面白さとかありがたみとか

結構色んな事に気づけるとは思いますね~